- K – Kayoko Wakita
- P – Pauline Fong
- K
- 私の兄弟(友達の兄弟)のバッドが私たちをエスコートしてくれましてね、それは良い気分でした!迎えに来てくれるのですよ。私は学校に友達がいましたから、彼らがちゃんと私を迎えに来てくれるんです。映画館は通りの真向かいにあって、私たちは、向かいのフォックスシアターに行ったものです。帰りは私を家まで送り届けてくれて、いつもそんなふうにして出かけていましたね。でも悲しいことに、バッドはまだ16歳だったんです。それで歳を誤魔化していました。
彼は高校生でしたからね。歳を偽っていました。バッド・フォン・グナギン。でもハンサムな男の子で、皆彼が大好きでした!それから間も無く戦争が勃発すると、彼は志願して海軍に入ったのですが、彼の乗っていた船が太平洋で沈没してしまったのです。これには非常に辛い思いをしました。彼らの敵国人の風貌をしている私は、いったいどう謝ったら良いのか?やはりそんなふうに感じてしまうんです。これは誰のせいでもない、でも私がたまたま日系アメリカ人だったというだけで(こう感じてしまうのです)。彼のお姉さんと私はとても仲良しでした。 - P
- その後彼女との関係は変わりましたか?
- K
- 変わりませんでした。実際私が収容所から帰ってきた後も、彼女は私に連絡して来てくれました。あの時、私はまだ彼女の心遣いを十分理解できるほど精神的に大人になっていなかったのですが。彼女と夕食を共にし、一緒に話をしました。そして……収容所のことも話題に登りました。