- K – Kayoko Wakita
- S – Shirley Muramoto
- S
- (佳代子にマンザナー収容所で使用された譜面台の写真を見せて)これらの譜面台はあちらで使っていたものでしょうか?
- K
- そうです。自分たちで手作りしたのです。沢山ありましたよ。ああそうだ、譜面台を(どこかに)送らなくちゃ……収容所で作られたのがまだいくつか手元にあるんです。ええ、この譜面台は尺八と箏の演奏者用です。というのも私たちは床に座って演奏することが多かったのですが、収容所ではそうしなかったんです。子供たちは三世で床に座りたがりませんから……彼らには硬すぎるんです!座布団もありませんでしたしね。
- S
- それではどうやって彼らに教えたんですか?
- K
- それはね。私たちで立奏台を作ったのですよ!
- S
- では、自分で作ったんですね。
- K
- 椅子に座って演奏できる楽器スタンドをね。
- S
- まあ、どんなのだったか見てみたいです。今も残っているのかわかりませんけど。
- K
- 立奏台のこと?収容所を出てからも沢山作りましたよ。ええ。これがあって助かりました。実際便利なのでそれから立奏台を使うことにしました。その方が楽なんですよ。演奏会で床に座ると、立ち上がるのが大変ですから!
- K
- 手先の器用な尺八の演奏家が大勢いましたので、彼らが立奏台を沢山作りました。台を手で掴み取れるようにデザインの工夫までしてあって(両手で台を横に掴む仕草をして)……楽でしたよ。また非常に頑丈で長持ちしました。