16. 中国人と韓国人は、人種差別を避けるために日本人から距離をおいていた。

わかっていないといけないのは、戦時中、中国人は「私は中国人です」というバッジを付けていたし、コリアンは「日本人を一番嫌っています」という襟章をつけていましたから、私たち日本人は逃げ道がなくなってしまったんです。でもね、彼らも日本人のような容貌をしているために暴力を振るわれたくなかったんです。自分達を守らなければならなかったんですよ。
それでマーケットに買い物に行くとね、店で露骨にこう聞かれるんです。「お前は日本人か、それとも非日本人か?」そして続けて「日本人には売らないよ!」それで終わり。
ですから収容所から出てきた時は辛かったですね、周りがこういう態度でしたから。住む所も借りられませんでした。拒絶されるんです。「お前は……日本人だろ?親戚はお国のために戦争に行ったんだ。貸すなんてとんでもない!」ってね。その上、兵役から帰ってきた人たちとも競争しなければなりませんでした。ですから辛い時代でしたよ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

英語ページ

記事一覧